引出物語~砂糖編~

こんにちは、ウェディングパーティーコーディネーターのモンシグネです。

みなさん、甘いものはお好きですか?

昔は引出物の中に、よく砂糖が入っていました。

例えば、大きな鯛の形をしたビニールに砂糖がたっぷり詰まった・・・

◇祝い砂糖

(”重くて持ち帰るのが大変だった”という声も)


◇角砂糖

(かわいいお花がついていて、コーヒーに浮かべると、まわりの砂糖が溶けて真ん中のピンクのお花だけが浮かんでくる、なんてことも。

バラの形をしたピンクや白の角砂糖もあります)

どれもしあわせのシーンにぴったりな形ですね!

なぜ砂糖が選ばれたのでしょうか?

砂糖の歴史は大変古く、紀元前にインドで発見されると、ヨーロッパや中国など世界中に広まりました。

日本に伝わったのは奈良時代です。

当時は甘味料としてではなく、薬として扱われていたくらい大変貴重なものでした。

ヨーロッパでも、甘いチョコレートを口にしたりコーヒーや紅茶に砂糖を入れて飲むことは、貴族の中でもぜいたくで、ステータスだったようです。

こういった歴史から、結婚式の引出物に貴重な砂糖を贈るということは、贈る側のおもてなしの気持ちが込められていたんですね。

TVアニメ サザエさんのように、一世帯の人数が多かった昭和では、家計を助けるという意味でも嬉しい引出物でした。

最近は披露宴のお見送りの際に、プチギフトとして紅茶やコーヒーと一緒にハートの形をした小さな砂糖を贈ることもあります。

披露宴の後、お二人の様子を思い浮かべながらお茶をいただくのもいいですね。

モンシグネは名古屋市内を中心とした

大人婚のコーディネートをしています。

お気軽にお問合せください。

タイトルとURLをコピーしました